村田椰融作「妻、小学生になる。」3巻ネタバレ、感想、見どころを紹介。
(3巻には17話から24話まで収録されています)
バーベキューに行った時に
「圭介と結婚したい気持ちはある」
と貴恵に宣言した守屋。
上司と部下という距離を少しでも縮めようと、圭介の家でもんじゃ焼きパーティを開催したのでした。
そんな守屋の事情なんて何も知らない麻衣。
出張から帰ってきた時に
父親が知らない女性と楽しそうにしてる姿を見て、
「あの女の人とお父さんは」
「どんな関係なの!」
いつもとは人が変わったように怒り出してしまったのでした。
\前回のネタバレはこちら/
妻、小学生になる。【3巻】ネタバレ
麻衣が怒り出したのは当然のこと。
一度失った家族と過ごす幸せな生活を、他人に邪魔されたくないのです。
突然、事故で家族の前から消えてしまい娘に悲しい思いをさせてしまった事を悔やんでる貴恵。
圭介をリビングに残して麻衣の部屋に行き、母娘の会話をするのでした。
1人でリビングに残されてしまった圭介。
麻衣の気持ちをわかってあげられず
軽率な行動をとってしまったこと。
そして、
家族の気持ちが1つになれるように
手書きの結婚届を書いていたのでした。
運動会で貴恵の家庭環境を知る
運動会開催の数日前。
母親に見せるために、
「保護者のみなさま、ぜひお子さんの活躍を見に来てください!」
と書かれたプリントをテーブルの上に綺麗に置いた万理華。
ほんの少しだけ
(来てくれるかな…)
(来てほしいな…)
と期待していたけど、
育児よりも自分の恋愛を選んだ万理華の母親はチラシをゴミ箱に捨て、運動会当日も姿を見せることは無かったのでした。
万理華の母親とは真逆で、
古いカメラを引っ張り出し、小学生の姿の貴恵を撮影したい圭介。
「ついでに、万理華の母親を1度見てみたいなぁ」
張り切って麻衣と一緒に運動会へ行くのでした。
貴恵がクラスメートと一緒に運動会を楽しんでる姿を見て、嬉しくなる圭介。
でも、
麻衣がトイレに行った時、
「万理華ちゃん可哀想よねー」
「DVが原因で離婚したみたいよ?」
クラスのママたちが噂話をしているのを聞いて、驚いてしまうのだった・・・
妻、小学生になる。【3巻】感想と考察
「妻、小学生になる。」3巻の見どころは、
「一度お母さんを亡くしたから、この関係が壊れてしまうことに敏感になってるかもしれない」
普段は自分の意見を口にしない麻衣が本音を語るシーンは、震えてしまいました。
正式には出せない結婚届を手書きで書いた圭介。
家族の絆が深まったシーンは本当に感動的。
失った10年を少しだけ取り戻せた気がしました。
それと
「心配はかけたくない」
圭介たちに家族の事を言えなかった万理華。
でも、両親がDVが原因で離婚した事を知ってしまった麻衣が、どんな行動をするのか?
今1番気になってしまいます。