ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【3話】ネタバレと感想・考察│この美しい人は誰？

とびらの作「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」【3話】のネタバレ、感想、見どころ、無料で読む方法を紹介しています。

｢マリーを連れていけ｣

使用人のミオに命令したキュロス。

(追い出されるのね･･･）
(勝手にお城に来たんだからしょうがない…)

暗い顔をして下を向いていると、

｢じゃあ参りましょうか｣

マリーが連れられてきたのは、広い中庭に立っていた大きな建物。

中に入ると湯気に包まれていて、ここがお風呂だと気付くのでした。

＼前回のネタバレはこちら／

→ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【2話】ネタバレ

ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【3話】あらすじ・ネタバレ

(わかった。お風呂用の掃除と薪割りを命じたのね)

(これだけ大きなお風呂なんだから、徹夜仕事だわ)

キュロスがさっそく「懲罰を与えたんだ」と思うマリー。

(たったこれだけのことで許してくれるなんて、なんて慈悲深い方･･･)

キュロスに感謝をして掃除をしようとした時、

「どういうこと？私はこれから薪割りをするのに！」

服を脱がされてしまったマリー。

「何を言ってるんですか」

「キレイになるのはお風呂ではなく、マリー様ですよ」

マリーが戸惑ってる中で身体を洗ってくれるお風呂専用の侍女。

背中を洗ってくれていると、どんどん出てくる垢を見て不思議に思ってしまうのでした。

｢うちは貧しくてお風呂は家族全員で使ってたんです」

｢私が入る頃にはお湯は残ってなくて井戸水で流すだけなんです｣

｢石鹸も特別な日以外は使えないの･･･｣

マリーはこれまでのお風呂事情を恥ずかしそうにしながら告白するのです。

お風呂で身体と髪の毛をキレイにしてもらい、新しい洋服を着せられたマリー。

お風呂場からお屋敷に向かうのでした。

屋敷に入ると、マリーに向かって深々とお辞儀をして出迎えてくれる数十人の使用人たち。

そして、

｢マリーか？｣

見違えるほど美しくなったマリーを見たキュロスは、息を呑むくらい驚いてしまうのでした。

まばたきもせずにマリーを見ているキュロスの反応を見たマリーは

(せっかく風呂に入れてやったのに、こんなに醜いなんてと思ってるかもしれない）

(私が上等なドレスを無駄にするくらい醜い女でごめんなさい･･･）

と思ってしまうのです。

「リューリュー！こっちへ！」

キュロスに呼ばれてやって来たのは母親のリュー・リュー。

マリーの顔を見て『美人ね』とは言ったものの、

「ダメね」

と言ってくるのです。

そして、そのあと

「公爵夫人になるんだから、もっと自信をつけないとだめ」

「婚約式の日までに磨きあげなさい」

母親との顔合わせをしてる”今”は婚約の正式な儀式。

「おめでとう！マリー！」

ミオにそう言われても、何がなんだかわからないマリー。

「あなたは公爵夫人に婚約が認められました」

「これで正式なグラナド伯爵の正式な婚約者です」

一斉に拍手に包まれる王宮の中。

なのに、

マリーは大きな声をだして

「私、無理です！」

と言ってしまうのだった。。。

ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【3話】感想と考察

キュロスの母親にも認められ、

｢おめでとう！｣

大勢の使用人たちの前で正式に婚約者と認められたマリー。

なのに、
｢わたし無理ですっ！！｣
婚約者になることを思いっきり断ってしまいました。

(え・・・)

マリーの言葉を聞いて  シーン･･･  と静まり返る宮殿の雰囲気が、笑っちゃいけないんだけど、とってもと面白い「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」第3話でした。

マリーがそう言ってしまったのも仕方なくて、

・お風呂から上がって綺麗な洋服に着替えたのにキュロスに目をそらされてしまったり、(本当は美しすぎて見てられなかった)

・｢正式な婚約者になりました｣と言われても、｢姉の代わりに1晩の慰みをもらうだけ｣と思い込んでる

・父親から「姉の代わりに嫁げ。それがお前の罪滅ぼしだ」と言われた言葉が頭に強烈に残ってる。

そんなことがあって、自分が伯爵家の正式なお嫁さんになれるとは思ってもいません。

｢姉の馬車が事故にあってしまったのは、お前が細工をしたんだろ？｣

両親にそんな疑いをかけられてしまったら、いくら打たれ強いマリーでもショックを受けてしまいます。

マリーを溺愛してるキュロスは立ち直れるのか？
次回の展開が楽しみです。

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