村田椰融作「妻、小学生になる。」6巻ネタバレ、感想、見どころを紹介。
（6巻には41話から48話まで収録されています）
万理華の母親が万理華（貴恵）に暴力をふるってるのを見て、
｢何してるんだ！｣
｢その子から離れなさい！｣
止めに来た圭介。
｢私はこの子の母親よ｣
｢あんたこそ、さっきこの子と一緒にいたけど、誰なの？｣
と聞かれて、
(私はこの子のダンナだ)
と言おうとした時、
｢お父さん！｣
圭介を追いかけてきた麻衣に止められたのでした。
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妻、小学生になる。【6巻】あらすじ・ネタバレ
｢警察が来たら説明できないよ｣
そう言われて冷静になった圭介。
家に帰ると麻衣から
｢あの人は少し危ない人かもしれないの｣
運動会の時に聞いた虐待されてるかもしれないという事を聞かされるのでした。
｢もしかしたら、さっき一緒にファミレスにいるところを見られたのかもしれない｣
｢この家には母親に隠れてきてたんだと思う…｣
そう聞かされて
｢本当のことを話すしかないな」
圭介は決めるのでした。
でも、
｢ダメ！そんなことしたら私たちが不審者だよ！｣
｢もう2度と会えなくなるかもしれない！｣
せっかく会えた母親と会えなくなることに怖くなった麻衣は猛反対。
母親が他人の子どもに生まれ変わったなんて誰も信じてくれない。
その言葉を聞いて、暴走しそうだった圭介はなんとか踏みとどまったのでした。
一方、
｢なんで黙ってるの！｣
圭介と麻衣とファミレスで仲良くしゃべってたことを問い詰められる万理華。
｢一体どんな関係なのよ！｣
と聞かれても、
(説明しても信じてもらえない)
(またウソをついてるって怒られるだけだ)
そう思って何もこたえず、ただ黙って沈黙を守るのでした。
圭介に真実を聞きに来た万理華の母親
万理華が母親から怒られてるのを見たあの日から
(俺には何ができるんだ…)
ずっと考えてきた圭介。
仕事を終えて家に帰る途中で、万理華の母親が圭介に会いに来ていたのでした。
｢娘が口を割らないから、直接聞きに来たのよ｣
｢教えなさいよ。娘とあんたらの関係を｣
そう言われると
｢私も君に言いたいことがあった｣
自分の思いを伝えることにしたのです。
｢もし、あなたが自分の娘を幸せに出来ないのなら｣
｢あの子をうちに迎え入れたい！｣
・シングルマザーで万理華の面倒を見てあげられていないこと
・万理華の母親が運動会を見に行かなかったこと
・圭介の家では万理華が笑うこと
を母親に伝えるのです。
そして、
｢あなたには親としての資格はない！｣
言いたいことを全部伝えて、去っていくのでした。
(私は万理華の親の資格はあるのだろうか…)
家に帰っても、圭介に言われた言葉が頭から抜けない万理華の母親。
自分が子どもの頃の記憶を思い出すのでした。
でも、思い出すのは
母親に虐待された記憶ばかり…
そして、
自分が母親になった時は絶対に自分の母親みたいにはならない
と決心したことばかり、思い出してしまうのでした。
妻、小学生になる。【6巻】感想・考察
「妻、小学生になる。」第6巻は
・万理華の母親が過去に虐待を受けていたこと
・万理華を優しく育てれず、後悔してること
・万理華の母親が昔は、やさしかったこと
色んなことが描かれていました。
圭介が万理華（貴恵）を引き取ろうとした時に、
｢新島貴恵にとっては正解でも、白石万理華にとっては正解じゃない！｣
と言った言葉がとっても印象的でした。
「妻、小学生になる。」第6巻の後半では、「万理華の真実」について4人で話しあってるシーンが描かれていました。
圭介が真剣な顔をしていくら説明しても
｢あなたは頭がおかしいの？｣
まったくと言っていいほど信じてくれない万理華の母親。
だけど、万理華が（万理華がもっと小さい時に母親と遊園地に行って嬉しそうな顔をしてる写真）を出して
｢私は新島貴恵の記憶があるけど、ママから生まれてママに育ててもらった白石万理華なの！｣
そう言われると、母親の気持ちも大きく変わっていきました。
｢万理華はまだ私のこと｣
｢母親だと思ってくれてるのかな…｣
最後の望みとも言える質問を娘にして
｢うん。ママはママだよ｣
そう言われて号泣してしまったシーンは最高に感動しました。
