機能不全家族7巻ネタバレ、感想、見どころを紹介しています。
前回までのあらすじ
弟が患ってしまった統合失調症を調べてるうちに、「遺伝性がある」という事を知ったユキ。
(自分もそうなのかも)考えれば考えるほど不安が大きくなり、大学にも通えなくなるほど精神は不安定になっていたのでした。
それでも何とか大学は卒業。
アパレル会社に入社するも、女だらけの職場で陰湿なイジメとブラックな職場のせいで、全身にじんましんが出るほど精神は病んでしまったのでした。
機能不全家族7巻 あらすじとネタバレ
「あの時は助けてくれなかったけど」
「今は助けてくれると思ってたのに」
過酷な職場環境で負ってしまった精神的苦痛。
父と電話したら少しでも和らぐかな?と思って期待していたのに、
「みんなガマンしてるよ?」
「甘いんじゃないの?」
父は私にお説教してきたのでした。
そのことを考えれば考えるほど、私の不安は大きくなり、私は父に2度捨てられてしまったんだと考えてしまうようになっていました。
そんな両親に依存できなかった私は、誰でもいいから依存させてくれる人を探していたんだと思います。
そんな時に「会わない?」とメールしてくれたのは、同級生の菅原くん。
「ヤリモクかな?」と思ったけど、依存させてくれるなら誰でもいい。
そう思っていた私は、菅原くんに会うことにしました。
いざ会ってみると、私の相談を真剣に聞いてくれる菅原くん。
菅原くんの母親もうつ病だった。という事を教えてもらい、私は精神科の病院へ行くことにしました。
診断書の結果は驚きの・・・
翌日、菅原くんに言われた通りにメンタルクリニックへ。
先生とお話したあとに渡された診断書には、『抑うつ』と書かれていました。
会社に診断書と求職届を出すと、「あんた、そう見えるもね」と言ってきた女上司。
一通り文句を言われたあと、自宅療養が始まりました。
「わたしもお母さんと同じになるのかな・・・」
そう思うと不安で眠れず、睡眠薬を飲む生活を繰り返しました。
毎日、睡眠薬を飲み続けたせいで、全然眠れなくなってしまった私。
病院の先生に相談すると、統合失調症の人が服用してる薬が処方されたのでした。
私は、母から遺伝した弟のあの病気と同じなんだ・・・
という不安が現実になってきた恐ろしさと、
父親に言われた「普通の人は頑張ってるんだよ?」という言葉が頭の中でグルグル回ってきて、仕事を休んで会社に迷惑をかけてる罪悪感に襲われてしまったのです。
早く治したかっただけなのに、体調はさらに悪化してしまうのでした・・・
「機能不全家族」7巻感想と見どころ
「機能不全家族」第7巻。
父親に2度捨てられたと思って絶望してるユキを救ってくれた菅原くん。
「本当にあったかい人だな~」
見ててウルウルしてしまいました。
温かい菅原君に反して、超冷たい女上司。
うつ病の診断結果を見せて「休みたい」と言っただけなのに、
「あんた鬱っぽいもんね」
「すぐやめてもいいんだよ」
最悪な人間でした。
「鬱」で処方された薬も効かなくなって、新しく処方されたのは統合失調症の人が飲む薬・・・
弟みたいになりたくない。
母親みたいには絶対になりたくない!
でも、薬を処方されて(自分も統合失調症なんだ・・・)
絶望したシーンは悲しさの極みでした。
新しい土地で頑張ろうとするユキを応援したくなる「機能不全家族」第7巻でした。
次回の記事は、以下になります。