機能不全家族6巻ネタバレ、感想、見どころを紹介しています。
前回までのあらすじ
入学したばかりの高校を中退した弟。
父親に似て頭が良すぎて、普通の授業が退屈だったのでした。
しばらくしてユキの携帯に弟から届いた
「俺なんか変なんだ」というメール。
久しぶりに会ってご飯に行っても、弟は何もしゃべらなかったのでした。
それから1年後。
警察に保護された弟。
病院に連れて行った父から
「ヒロくんが入院してる」
「統合失調症だって・・・」
という事と、
「部屋から遺書も見つかった」
1年前のあの日に弟から届いたメールは、姉に向けて送られたSOSだったんだ。と気付いたのでした。
機能不全家族6巻 あらすじとネタバレ
物心ついた頃から母親に殴られたり、蹴られたりして虐待を受けていた弟。
まわりにいる家族は見て見ぬフリをして助けてくれず、弟のココロは、ひどく深く傷ついていたのでした。
ちいさい頃からずっと1人ぼっちだった弟は、とうとう自殺未遂をしてしまいました・・・
現在は保護され病院に入院して、全身に拘束具を付けられています。
弟の診断結果は統合失調症という心の病。
私は色々と統合失調症について調べてるうちに
・遺伝的な様子がある
・女性の発症は男性よりも遅いことがある
という事を知りました。
その事実を知った時から、何をしていても気になるのは、”私も統合失調症になるのではないか?”ということだけ。
母親が統合失調症なら・・・
遺伝してしまうなら・・・
考えれば考えるほど、突然、涙があふれ出したり、過呼吸になって倒れてしまったり。
精神的に不安定になってしまって、大学に通うことさえ出来なくなってしまったのです。
大学を卒業したあとも悲劇の連鎖は終わらない
それでも、なんとか頑張って大学は卒業。
就職したのは女性ばかりのインテリア関係の会社でした。
頼まれたり、期待されると、私はサービス残業でも無理なお願いでも、何でも引き受けました。
そんな仕事が毎日つづいてるうちに、別部署に配属された同期がどんどん辞めていった事を知りました。
この会社はほとんどの新人が1年以内に辞めるブラック企業だったのです。
そんな事を知っていても、ここまで育ててくれた父の顔が浮かぶと、自然とやる気が出てくるのです。
でも、毎日のように人格を否定される言葉で罵られた私のカラダは、全身がじんましんでおおわれてしまうほど、蝕まれていたのでした・・・
「機能不全家族」6巻感想と見どころ
「機能不全家族」第6巻。
目を離すと自殺しそうな弟は精神科で拘束。
弟が統合失調症と知ったあと、「遺伝性」という事を知り、
母は病気だったんだ。
私も同じなのかな・・・
誰にも理解されない苦しい気持ちが悲しかったです。
誰かに言えるなら。
誰かが聞いてくれるなら。
相談する相手が大きな存在だと思いました。
ユキが大学を卒業して入った会社は超ブラック企業・・・
断れない雑用に、サービス残業。
入社したばかりの新入社員がうつ病になってしまう様子が悲しいけどリアルに描かれていました。
次回の記事は、以下になります。