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妻、小学生になる。【7巻】ネタバレと感想・考察│変わっていくヒロインたち

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妻、小学生になる。-7巻-ネタバレ

村田椰融作「妻、小学生になる。」7巻ネタバレ、感想、見どころを紹介。

(7巻には49話から56話が収録されています)

美味しい魚を食べてもらおうと、釣ったばかりの魚を持って、突然、麻衣の自宅までやって来た蓮司。

チャイムを押して出迎えてくれたのは麻衣ではなく、圭介だったのでした。

「麻衣さんのお父さんですね」
「麻衣さんとお付き合いしてる愛川蓮司です」

タイミングよく帰ってきたのは麻衣。

でも、

(彼氏ができたと知ったら、お父さんは絶対に落ち込んでしまう)

と思っていた麻衣は、彼氏ができたことを父親に伝えていなかったのでした。

\前回のネタバレはこちら/

→妻、小学生になる。6巻ネタバレ

目次

妻、小学生になる。【7巻】あらすじ・ネタバレ

(どうしよう・・・)

(お父さん、ショックで倒れちゃうかも…)

心配していた麻衣に反して、圭介が口にしたのは

「せっかくだから家に上がってもらいなさい」

という言葉。

3人でテーブルに座って話してる間、圭介はずっとニコニコしていたのです。

でも、蓮司が帰ったあとには
小さい頃の麻衣の写真を見つめながら、

「麻衣が誰かのものに…」
「いずれ俺のもとからも離れて行くんだろうな…」

ショックのあまり座り込んで泣いてしまうのでした。

ショックが大きすぎて、次の日になっても立ち直れない圭介。

そんな姿を見て

(どうしよう・・・)

と心配していると、「新島さん会社でも元気ないですよ」とメールが届いたのでした。

予想以上にショックを受けてることに気付いた麻衣。

(お母さんに会って相談したいよ…)

貴恵にメールをしてみるのでした。

(なにやってんのよ圭介)

(娘にそんな心配させるんじゃないわよ…)

すぐにでも麻衣と圭介に会いたい貴恵。

でも、

自分の娘が他人の妻の生まれ変わりだとは信じていない母親を、説得する自信がないのです。

白石万理華という人間も大事だけど、新島家のことも大事な貴恵。

機嫌が悪くなるかもしれないし、怒られるかもしれない。

でももう、ママにウソをつかないって決めたんだ。

覚悟を決めて、

「明日、新島家の人と会って来ていいかな…」

おそるおそる聞いてみるのでした。

「新島家って万理華の前世の家庭?」

予想に反して怒ってこない母親。

万理華はつづけて

「麻衣に彼氏ができたんだけど、それを知った父親が落ち込んじゃって」

ことの経緯をすべて話すのでした。

「この前はあんなに威勢が良かったのに、情けない父親ね」

「ちょっとは自立しなって言ってきな」

万理華の母親は新島家の人間に会うことを許してくれたのでした。

バレンタインデーのチョコレートは

妻、小学生になる-7巻

バレンタインデーが近くなり、麻衣は蓮司に渡すチョコを。貴恵はタケルと圭介に渡すチョコレートを作っていました。

同じ頃。
守屋さんは圭介に渡す特別なチョコレートを作っていたのでした。

バレンタインデー当日。

貴恵が家に来て圭介がもらってきたチョコを見せてもらうと、

守屋さんからもらったのは、男性社員全員に配ってる普通のチョコレートだったのでした。

(守屋さん、どうしたのかしら…)

(もう圭介をあきらめたのかな…)

自分は妻であるということはわかっていても、守屋さんが気になってしまうのです。

バレンタインデーの夜。

圭介に特別なチョコレートを渡さなかったことをずっと悩んでいた守屋さん。

(私が新島さんに近づけば家庭を壊してしまうかもしれない)

(でも、あきらめられない)

誰も傷付けたくない。と考えた守屋さん。

ハート型の特別に作ったチョコを

・圭介
・麻衣
・万理華

の3人分を持って、圭介の家に届けたのでした。

妻、小学生になる。【7巻】感想・考察

「妻、小学生になる。」第7巻の前半では

・麻衣に彼氏ができてショックを受けてしまった圭介

・守屋さんが覚悟を決めて本命チョコ

・万理華のためにパートではなく正社員になろうと頑張る母親

そして、中盤では

・万理華、圭介、万理華の母親の3人で一緒に遊園地に行くシーンが描かれていました。

貴恵と2人きりで遊園地に行くと思い込んでいた圭介と、

「ママにもっと笑ってほしいから」

と言われて、圭介と一緒でも万理華と思い出を作りたかった母親。

少しずつ”いい母親になろう”と努力してる姿が、ほっこりする良いシーンでした。

7巻の後半では

・主人公が生まれ変わって現れるストーリーの映画を見た圭介と貴恵

・圭介、貴恵、麻衣と蓮司と蓮司の友達で海釣り

するシーンが描かれていました。

海釣りのシーンでは、

蓮司が「8年前に海で亡くなった友達を待っている」と言っていた人が、蓮司が結婚を考えていた恋人だったということも判明しました。

麻衣、守屋さん、万理華の母親の気持ちと行動の変化。

そして、

「生まれ変わった人間がまわりに与える罪深さ」を考える貴恵。

内容が深くてじっくり読み込んでしまった「妻、小学生になる。」第7巻でした。

→妻、小学生になる。8巻ネタバレ「それってズルくないですか?」

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