ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【8話】ネタバレと感想・考察│深夜のしりとりゲーム

とびらの作「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」【8話】のネタバレ、感想、見どころ、無料で読む方法を紹介しています。

深夜の食堂。不思議な形をしてるイプサンドロスの茶器の前に座ってる婚約したばかりの男女。

マリーを最高の幸せ者にするんだ。と思ってるキュロス。

留守にしていた4日間の間に

｢不自由なことはなかったかい？｣

心配そうに聞いてみたのでした。

｢大丈夫です｣

感謝を込めた表情をしながら答えるのでした。

｢ハンナとイルザは？｣

そう聞かれると、

庭師のヨハンを罵っていたことを思い出して、少し黙ってしまったのでした。

｢お世話になっています｣

と答えるのでした。

｢彼女たちには伯爵の妻にふさわしい接遇をするように伝えてある｣

そう言われると、

(だから2人はあんな感じで私に接してくるんだ)

(私は政略結婚のためにやって来たハリボテの婚約者だから･･･)

マリーの悲しそうな顔を見たキュロスは、

ハンナとイルザがマリーに何かをしてると気付いたのだった･･･

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→ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【7話】ネタバレ

ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【8話】あらすじ・ネタバレ

ここに嫁いでくる前までずっと、

自分に与えられた仕事をして、
与えられた物だけを食べ、
与えられた服だけを着る生活をしていたマリー。

生きるために自分の感情なんて、一切関係ない生活をしてきたのです。

だから、キュロスに

｢足りない物は何でも与えてやる｣

と言われても、
自分の欲しい物なんて、わからないのです。

お城のみんなに優しくしてもらうだけで、十分すぎるほど満たされていたのです。

｢俺の顔ってそんなに怖いかな･･･｣

マリーが考え事をして暗い顔をしてるのを見て、自分の顔が怖いせいなんだ。と落ち込んでしまったキュロス。

｢ちがうんです！ちがうんです！｣

必死に違うと言っても、キュロスは落ち込んだままなのでした。

せっかく2人きりになれて楽しい時間を過ごしたいキュロス。

｢マリーは実家で休みの日は何をしてたんだい？｣

そう聞かれるとマリーは

｢屋根に上って煙突の掃除をしたり、肥料を作ったり･･･｣

キュロスが思ってた親から虐待されていたのではないか？

という疑問がまた浮かんでくるのです。

(だめだ。ツラいことを思い出させてしまう)

そう思って、

｢シャデラン領にあった川で水遊びしたのかい？｣

話題を変えてみるも、

｢川のゴミ掃除をしたり、水車の修理をしたり･･･｣

苦労して働かされていたことしか聞けないのでした。

どよーんとした空気が流れる中、

｢そうだ！しりとりしましょう！｣

マリーが絶対に楽しいからと思って、張り切って言ってみたものの、

｢そんな子供の遊びをするの？｣

24才で公爵令息で大富豪のキュロスは、きょとんとしてしまうのです。

でも、
せっかくマリーが提案してくれたので

｢好きなものしか言っちゃだめ」

というルールでしりとりをすることにしたのでした。

じゃあいくぞ。

｢マリー！｣

そんな感じのキュロスのペースでしりとりは始まったのでした。

しりとりはしばらく続くも、

レタス→ストロープワッフル→ルイボス･･･

語尾を「ス」ばかりにして、勝負に勝とうとしてくるマリー。

そして、キュロスが「スポンジケーキ」と言ったあと、マリーは言葉が思いつかなくなってしまったのでした。

(私の好きなもの･･･んー･･･)

しばらく考えて

｢キュロ･･･｣

キュロスと言葉にしてしまって、「はっ･･･｣マリーは恥ずかしくなってしまったのです。

｢ん？なんだって？｣
｢よく聞こえなかったんだが｣

本当はしっかり聞こえていたのに、意地悪をするキュロス。

｢ちがいます！キスって言ったんです！｣

ごまかそうとして”キス”と言ってしまうも、

｢そうか、マリーはキスが好きなのか｣

どちらにしても、マリーが恥ずかしくて顔を真っ赤にしてしまうのでした。

ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【8話】感想と考察

しりとりゲームをしたおかげで、2人が少しずつお互いを知ることができた「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」第8話でした。

しりとりが終わって、自分の寝室で抱き枕をギュッと抱きしめながらマリーを想ってたキュロス。

｢旦那様｣

そこに気配を消したミオがやって来て、恥ずかしい姿を見られてしまいました(笑)。

ミオがキュロスの部屋にやって来た目的はマリーのこと。

捨て子だった自分には、虐げられてきた生活から白亜の住人になったマリーの気持ちがわかる。と言うのです。

ピンと来ないキュロスだけど「すべてはお前に任せる」と、信頼されてるミオにすべてを任せてくれました。

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