1984年11月に劇場公開された「風の谷のナウシカ」の予告編動画は、こちら
文明を崩壊させた最終戦争から1000年後、ある辺境地に小国「風の谷」があった。
風の谷の族長は腐海の毒に侵されて病床にあり、その娘ナウシカが代理で国を治めていた。『風の谷のナウシカ』は、いつの時代に見ても色褪せないメッセージが込められた不朽の名作です!
最終戦争から1000年後の世界観
本作の世界観は、飛躍的な変革を遂げた産業革命から1000年を経て極限まで発展した人類社会が、「火の7日間」と呼ばれる最終戦争によって滅びてから、さらに1000年余りが経過した未来の地球が舞台。
平和な小国「風の谷」
「火の7日間」から地球全体には有毒な汚染物質がばら撒かれており、さらに陸地の大部分は巨大な菌類の森「腐海」に覆われマスクをしなければ5分で肺が腐ってしまう。
生き残った人類は腐海の毒が及ばない安全な地域「風の谷」で暮らしている…「風の谷」は潮風が菌類の侵入を拒み、豊かな森林や水源、田畑などが残っている小国です。
自然破壊への警鐘
ファンタジーであっても、繰り返される現実の戦争や、自然破壊などの問題が作品に反映しているというのも 宮崎駿監督作品の特徴です。
また『風の谷のナウシカ』では自然が破壊され、荒廃した世界が描かれていますが、同時に生き残った人間以外の生物・王蟲(オーム)などの健気さやたくましさも描かれています。
原作は宮崎駿の漫画
そして、アニメ『風の谷のナウシカ』を制作したのはトップクラフトというアニメーション製作会社で、この会社はスタジオジブリの前身となる存在で、『天空の城ラピュタ』を制作するタイミングで解散となりました…本作は宮崎駿監督で、トップクラフトが制作。
最終戦争から1000年後の未来
人類は有毒な汚染物質「瘴気」を吐き出す木々が生い茂る「腐海」と、そこに棲む巨大生物・王蟲(オーム)たちにおびえながら暮らしていた。
「風の谷」は、そんな「腐海」のほとりにある豊かな森林や水源、田畑などが残っている平和な小国だった。
風の谷の族長は腐海の毒に侵されて病床にあり、その娘ナウシカが代理で国を治めていた。
しかしある日、軍事大国・トルメキアの巨大船が谷に墜落する!
その船内には地球を壊滅させた兵器「巨神兵」の核が積まれていた。
やがて巨神兵をめぐる闘争が勃発し、「風の谷のナウシカ」も戦乱に巻き込まれていく…。
声優キャスト
ナウシカ:島本須美、ジル:辻村真人、大ババ:京田尚子、ユパ:納谷悟朗、ミト:永井一郎、ゴル:宮内幸平、ギックリ:八奈見乗児、ニガ:矢田稔、アスベル:松田洋治、
、ラステル:冨永みーな、クシャナ:榊原良子、クロトワ:家弓家正などが担当。
見どころポイント
主人公ナウシカの芯の強さとピュアな心、人間以外の動植物にも敬意を払う姿が魅力的。
オリジナリティあふれるクリチャーや、圧倒的な映像とスペクタクルも見どころです!
『風の谷のナウシカ』は30年前以上の過去の作品でありながら、現実味を増す人類の存亡といった普遍的な内容がテーマとなっている“未来の作品”といえます…それが長きに渡り愛される理由なのでしょう!
作品情報
- 製作国:日本・トップクラウト
- 監督: 宮崎駿
- 上映時間:116分
- 日本劇場公開日:1984年3月11日
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