放課後さいころ倶楽部とは?
「ボードゲーム」というゲームをご存知でしょうか?
ボードゲームとは、卓上でボードやコマ、カードなどを並べて遊ぶアナログゲームのことです。
それらはルール自体はシンプルなものが多いですが、そのシンプルなルールの中で、様々な駆け引きをすることができ、とても奥深いものです。
また、お互いが顔を向けあってゲームをするため、コミュニケーションを深めることができるものです。
そんなボードゲームの魅力がふんだんに詰め込まれたアニメを今回は紹介しようと思います。
そのタイトルが、「放課後さいころ倶楽部」です。
女子高生たちがボードゲームを通じて友情を深めていく青春ストーリーです。
そして、ボードゲームを通じて彼女たち自身も成長していきます。
このアニメを見れば、ボードゲームの魅力について知るだけでなく、心の成長についても触れることができると思います!
「放課後さいころ倶楽部」って、どんなアニメ?
キャスト&スタッフ
キャスト
武笠美姫:宮下早紀/高屋敷綾:高野麻里佳/大野翠:富田美憂/エミーリア:M・A・O/金城タケル:黒田崇矢/田上翔太:天﨑滉平/吉岡龍二:堀江瞬/青島悠人:八代拓/牧京子:松井恵理子/高屋敷花:東城日沙子/渋沢蓮:小岩井ことり
スタッフ
原作:中道裕大/監督:今泉賢一/シリーズ構成:前川淳/キャラクターデザイン:伊部由起子/音楽:片山修志(Team-MAX)/アニメーション制作:ライデンフィルム
あらすじ
京都のとある高校を舞台に、魅力的なボードゲームの世界に引き込まれていく女子高生たちの成長物語。
主人公の武笠美姫は人付き合いが苦手で、いつも一人でいることが当たり前だった。
しかし、天真爛漫な高屋敷綾や、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生のエミーリアと出会うことで、美姫の日常が一変して「楽しい」特別な日へと変わっていく。
ゲームを通じて彼女たちの友情が深まり、少しずつ前に踏み出していくのであった。
登場人物
武笠美姫
内気で人付き合いが苦手な少女。
引っ込み思案でクラスに溶け込むことができず、夢中になるものもなく一人で日々を過ごしていた。
そんな中、綾と出会うことで「楽しむ」ことを学び、翠と出会うことでボードゲームの楽しさに引き込まれていく。
泣き虫で気弱なところがあるので幼いころからよくいじめられていたが、そのため他人の痛みが理解でき、相手を思いやることができる優しい人物。
高屋敷綾
京都に引っ越してきたばかりの、天真爛漫な活発な女の子。
とても好奇心旺盛で、色んな事を自ら「楽しもう」とする性格。
その性格が美姫を大きく前向きに進むきっかけを与えることになる。
高校生のわりに精神年齢が低く、感情をストレートに出す傾向があるため、心理戦のゲームではめっぽう弱い。
大野翠
規律を持ち前としたクラス委員長。
大人びた性格のため、同年代で友達は少ないが、美姫たちとの出会いによって軟化していく。
基本的にはクールな性格だが、可憐なものには弱いみたいで、美姫の可愛さに心打たれていることもしばしば。
ボードゲームショップ「さいころ倶楽部」でアルバイトとして働いている。
幼いころからボードゲームに触れていて、将来はゲームデザイナーになることを目指している。
エミーリア
ゲームカフェ「ゲシェンク」の店長の娘で、ドイツからの転校生。
ドイツで育ったため、幼いころからボードゲームに親しんでおり、翠と同じく将来はゲームデザイナーになることを目指している。
感想
ボードゲーム未経験者でも楽しめる!
このアニメでは、ボードゲームがたくさん登場します。
でも、ボードゲームをしたことがない人でも、その中身を楽しむことができます!
ボードゲームに詳しい翠やエミーリアがゲームのルールを説明してくれます。
そして、プレイしている中でみんながそのゲームの面白さに気づいていくという展開がとても面白く、ボードゲームの魅力をふんだんに物語ってくれるのです。
たとえば、4話に登場した「ニムト」というゲーム。
[rakuten id=”book:18109107″ kw=”ニムト 玩具”]
ルールは単純で、簡単な数字並べのように見えるゲームです。
あまりにも単純なので、ボードゲーム素人から心の中で馬鹿にされます。
でも、その子は自分が勝てると思っていた戦法で、逆に自分が負い目を負ってしまうということをこのゲームで経験します。
一見、単純で面白みが無さそうに見えるボードゲームですが、実はとても複雑で、色んな駆け引きなどがされていて、とても奥深いものなのです。
実際に登場人物たちがプレイすることで、その奥深さがリアルに分かりやすく伝わってきます。
先ほどの「ニムト」というゲームも実際にどのような駆け引きがされているのかを見てみると、ボードゲームの面白さがリアルに伝わってくると思います!
ゲームを通じた登場人物の成長に注目!
ただ単に女子高生たちがボードゲームを楽しむだけではなく、ゲームを通じて彼女たちが成長していくというところが、このアニメのすごく魅力的なところだと思います!
たとえば、主人公の美姫。
彼女は、初めは人見知りの激しい性格の女の子でした。
また、とても内気で臆病なところがあり、その性格がゲームでも現れていました。
そんな彼女ですが、あるボードゲームを通じて前向きに考えるようになります。
そのゲームが第3話で登場した「インカの黄金」というゲーム。
[rakuten id=”book:19880055″ kw=”インカの黄金新版 完全日本語版 玩具”]
このゲームは、プレイヤー全員が遺跡の内部に入り、財宝を手に入れていき、一番多く持ち帰ったチームが勝利というゲームです。
財宝を手に入れるには危険も伴い、危険を覚悟で奥に進むか、財宝を没収される前に引き返すかは自分で決めることができます。
危険を顧みず、どんどん進んでいける人もいれば、安全重視ですぐに引き返す人もいる、そんなプレイヤーの性格がはっきり現れるゲームです。
美姫は後者の方で、少し進んでは危険だからとすぐに引き返してしまいます。
もちろん引き返すことは可能ですが、すぐに引き返しては財宝を多く手に入れることはできない、つまり勝利することができないわけです。
そんな自分ではいけないと思いながらも、なかなか前に踏み出せずにいる美姫。
でも、綾や純翠たちの優しさから勇気をもらい、最後には無茶と思われていた場面でも勇気を持って前に進み、見事に勝利をすることができます。
美姫はゲームを通じて、一歩前に踏み出す勇気を得ることができたのです。
そのようにして、ボードゲームで遊んでいく中で、登場人物たちの心の成長を見ることができ、その変化にすごく感動します。
ぜひ美姫たちの心の変化にも注目して見ていただけると、よりこのアニメを味わい深く鑑賞することができると思います。
まとめ
ボードゲームを通じて友情を深めていくアニメ「放課後さいころ倶楽部」。
そこにはボードゲームの魅力がものすごく詰め込まれていて、未経験者でもその魅力に引き込まれていくことだと思います。
そして、そうしたゲームを通じて、彼女たちの心が大きく成長していくところが、このアニメをより深みのあるものにしてくれているように感じます。
ぜひ、アニメ「放課後さいころ俱楽部」を観て、ボードゲームの世界に触れてみて、彼女たちの成長を見届けてもらいたいです!
予告動画
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