1997年7月に劇場公開された「もののけ姫」の予告編動画は、こちら
人を寄せ付けぬ太古の深い森の中には、神獣たちが潜んでいた。
そして神々の住む森を侵す人間たちを襲って、荒ぶる神々として恐れられていた。
森を守る山犬一族たち…山犬に育てられた人間の少女“もののけ姫”の闘いが始まる。
『もののけ姫』は、美しい自然を背景に「荒ぶる神々VS人間」の闘いを描いたスタジオジブリ・宮崎駿監督の作品。
もののけ姫とは?
本作のヒロインである人間の少女・サンは、神獣「モロの君」によって育てられました。
「モロの君」とは、シシ神の森を守る巨大な山犬で、全身をおおう白い毛と尻尾が2本あり、人間の言葉を理解する高い知能を持ち、300歳に及ぶ強い生命力を有しています。
森に捨てられていたサンは神獣に育てられた野生児で、山犬たちと一緒に森を破壊する人間を襲撃するようになり、その姿から「もののけ姫」と名付けられたのです!
『もののけ姫』は古代の日本を舞台に、自然を破壊していく人間たちの営みと、それに抗う森の生き物たちの戦いを描いています。
もののけ姫の疑問を解決!時代や曲について
森を守る山犬一族の”もののけ姫”
サンは「人間に捨てられた子」で野生児として育てられたが、山犬の声ではなく人間の言葉
で人間として育てられてきたのです…そして、森を破壊する人間たちを憎んでいるのです。
しかしサンは、自分が本当は人間なのに人間だと認めてしまう事は、仲間への裏切りのように感じるので、自分を山犬だと偽らないと生きていけない哀しみを背負っているのです。
驚異的な記録を成し遂げた 大ヒット作品
本作は、スタジオジブリ作品としてもデジタル化へ移行する前の、最後のセル画によって制作されたアニメーション作品です。
若者アシタカと ”もののけ姫”との出会い!
山里に住む若者アシタカの住む村に、タタリ神と化した異形の猪神が現れる。
アシタカがそのタタリ神を殺すと、その右腕に呪いを受けてしまった。
呪いにより、いずれ死ぬべくアシタカはタタリ神が現れた理由を探る為、そしてその呪いを解く手がかりを見つけるべく、猪神が来た西の地を目指す事にした。
その道中で手負いの人間に出会ったアシタカは、怪我人を救う為シシ神の森を通って、村へ送り届けることになった。
その森の中でアシタカは、大きな山犬に育てられた少女サンに遭遇した。
サンは、山犬一族の ”もののけ姫”と呼ばれ、森を破壊する人間たちを憎んでいたのです。
そして、山間部に位置するタタラ場に行き着いたアシタカは、人間と森の生き物たちの戦いへと巻き込まれていく…。
「もののけ姫」のレビューを調べてみた
当時、もののけ姫と2作を通しで見に行った間のトイレで「だからもののけ姫の方がイイってお父さん言っただろ!」と怒られてる子供を見て自分まで申し訳ない気持ちになった
ジブリへのオマージュめっちゃ盛り込まれてるなと思った 気づいたけでも魔女の宅急便、紅の豚、もののけ姫、ラピュタ、耳をすませば、ハウルなど そうたなんかハウルそのまんまだし
声優キャスト
声優はアシタカを松田洋治、サンを石田ゆり子、モロの君を美輪明宏、エボシ御前を田中裕子が務めています。
他、小林薫、西村雅彦、上條恒彦、島本須美、渡辺哲、佐藤允、名古屋章、 森光子、森繁久彌などが共演。
みどころポイント
壮大な大自然を描きながら、自然と人間の対立、人間同士の対立など様々な対立のなかで、どのように「共存」していくかを問いかけた名作です。
ジブリならではの不思議キャラも登場しますが、特に「こだま」… 白く小さな体と黒い穴が開いているだけのような顔はどこか可愛らしく、同時に不気味な印象も与えています。
アシタカやサンをはじめ、彼らは思うようにいかない不条理の世界を悩みながらもたくましく、懸命に生きています。
映画のキャッチコピーは”生きろ!” 人も森も、物の怪も、生きるために「生きる」のデス!
作品情報
- 製作国:日本・スタジオジブリ
- 監督:宮崎駿
- 上映時間:133分
- 劇場公開日:1997年7月12日
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