美和と優斗の結婚式で優斗の母親に
「ウチの息子はおたくの父親と違って暴力はふるわないから!」と言われた事を思い出し、
「あちらのご両親とは上手くいってるの?」
心配になって美和に確認をしてみる母親。
「うまくいってるよ・・・」
本当は優斗から「美和のことを好きになれないって言ってた」と聞いていたことは、言えないのでした。
夫はグレーゾーン【8巻】ネタバレ
美和から、向こうの両親とは上手くいってると聞くも、結婚式に言われた言葉がずっと気になっていた母親。
「実はね、美和・・・」
すべてを話そうとした時、
ピンポーン
今日2回目のチャイムが鳴ったのでした。(さっきは母さんだったけど今度は・・・)
元カレがやって来たのかもしれないと怯えてしまう美和。
おそるおそるインターホンのモニターを見てみると、
「お義母さん!」
そこには優斗の母親が立っていたのです。
急いで義母を迎えにいく美和と、「大人の発達障害の本」を隠す母親。
「あら、来てたのね!」
「親子水入らずを邪魔してごめんね!」
義母は相変わらず空気を読めない言葉を口にするのです。
さらに、「優斗は煮物が好きなんだけど、美和さんは若いから作らないでしょ?」
勝手に決めつけて、自分で作った料理を広げると、美和も母親も義母の機嫌が悪くならないように、言葉を選びながらしゃべっていくのでした。
「二人って苦労したんでしょ?ご家庭で」
「お父様は今どうしてるの?」
言いたくないことをずけずけと聞き出そうとしてくるのです。
下を向いて何も言いたくない母親の代わりに
「もう縁を切ったのでわからないんですよ」
父親の話題をもう言い出さないようにする美和。
なのに、義母が帰る時には、「DVって遺伝するっていうじゃない?」
最低な言葉を美和たちに投げかけてきたのでした。
相変わらず、自分勝手でまわりの人を一切に気にしない義母。
本人は気付いていないけど、「DVは遺伝するんでしょ?」美和も美和の母親も同時に傷付けてそのまま帰っていきました。
「私たちはもう家族なんだから何でも言ってね」
そう言われても、何を言われるかわからない義母にペラペラしゃべってしまうのは、美和たちにとって「害」でしかありません。
一方で、パワハラとは気付かれずに優斗を追い込んで、自分から会社を辞めさせようと企んでいた上司。
でも、昼ご飯も食べずに夢中になって雑務をこなす姿を見て、「仕事ができるのか出来ないのか判断できない」と悩んでしまいました。
普段とは違う仕事を優斗にさせて、「自分は仕事ができない」と自覚させようとしてる。と気付いていた白井さん。
昨日、あんなにケンカした優斗をかばってくれました。
根を上げさせようと与えて部外者にしようとしてるのに気付いていた白井さん。
会社でただ1人、優斗にを守ってくれる良い先輩がいて、少しは安心できた「夫はグレーゾーン」8巻でした。