「今日はお前に頼みたい仕事があるんだ」
優斗には出来ないであろう難しい仕事を押し付ける上司。
そうとは思わず、「はい!」嬉しそうに引き受ける優斗。
そして自宅では、美和が翔吾から
「旦那は精神に問題あるんだろ?」
「よく面倒みてられるな」
優斗よりも自分の方が美和にふさわしい男だと言ってくるのだった。
夫はグレーゾーン【7巻】のあらすじ
翔吾と電話してるだけで怖くて震えてしまう美和。
付き合ってる時に受けた暴力を思い出してしまうのです。
絶対に会いたくない。という美和に
「俺は変わったんだよ」
「会って話そうよ」
食い下がる気配がない翔吾。
美和が「結婚してるの」と言っても、
「俺たちは一緒にいないとダメなんだ」
さっきよりも口調はかなり強くなり、命令というよりも脅迫に近い口調で話してくるのです。
ピンポーン
突然鳴ったチャイム。
(もしかして翔吾が来たの?)
(ウソでしょ?)
恐怖で襲われたままインターホンのモニターを確認してみる美和。そこには美和の母親の姿が映っていたのでした。
電話を切り、着信拒否をして玄関に向かう美和。
「この前いきなり電話を切ったから、何かあったのかと心配で・・・」
母親は美和を心配して家までわざわざやって来てくれたのです。
リビングに上がって散らかってる部屋を見た母親。
夫婦生活が上手くいってないのではないか?
と心配してしまうのでした。
さらに、部屋に置いてあった「大人の発達障害」という本を見つけてしまったのです。
「優斗さんは発達障害なの?」
心配そうな顔をして娘を見つめる母親。
美和は
「結婚する前は気にならなかったんだけど、最近は仕事でもトラブルを起こすようになっちゃって」
優斗について相談していくのです。
「もしかすると、あなたのお父さんも同じだったのかもしれない」
母親がそう言うと
「優斗は暴力はふるわない!」
「同じにしないで!」
小さい頃に受けた父親からの暴力を思い出してしまうのです。
母親をリビングに残したままシャワーを浴びる美和。
優斗の良いところをたくさん思い浮かべていくのです。
一方、
リビングに残された母親は「大人の発達障害」を読み始め、
「発達障害は思ったことをすぐ口にしてしまう」というページで目が止まってしまうのです。
そして、美和と優斗の結婚式で優斗の母親に
「DVシェルターに入ってたんですって?」
「うちの息子は暴力をふるわないので安心してくださいね」
と言われたことを思い出すのでした。
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夫はグレーゾーン【7巻】感想と考察
幼少期に父親から背中にお湯をかけられて、大きなヤケドのあとが残っている美和。
元カレの「翔吾」はその傷を見て「お前は傷モノだな」と言い、
優斗がその傷を見た時には「もう痛くないの?」心配してくれて優しい言葉をかけてくれました。
(優斗は優しいんだから、グレーゾーンから早く抜けだして欲しい)
美和が離婚をしないのは、優斗のその優しい性格を知ってるからだと思いました。
娘のダンナが発達障害かもしれないと初めて知った美和の母親。
結婚式に優斗の母親から言われた言葉を思い出し、遺伝なのかも?と疑い始めてしまいます。
「美和には幸せになってほしい・・・」