2010年7月に劇場公開された「借りぐらしのアリエッティ」の予告編動画は、こちら
決して、人間に見られてはいけない!…それが、床下の小人たちの掟だった。
小人たちが住む床下の世界は、ゴキブリやダンゴ虫もいるが不思議と明るい?そして快適。
『借りぐらしのアリエッティ』は、小人の少女と病を抱えた14歳の少年との交流を描いたファンタジー作品。
小人の世界と物語
童話や昔話のストーリーには、”小人”が登場する物語が沢山あります。
「白雪姫と七人のこびと」・「こびとのくつ屋」等々…人間に協力し幸せを運んでくれる小人さんもいますが、中には厄介な存在にもなる小人もいるようです。
ウクライナの民話にある「貧乏こびと」は、住み着かれると非常に困ります。
ある村に働き者のお百姓がいましたが、朝から晩まで人一倍働いても、どういうわけか村で一番の貧乏でした…ある日部屋の隅でやせっぽちの小人を見つけ話を聞いたら、ず~とここに住んでいた貧乏こびとだったのです! 日本でいう「貧乏神」が住み着いていたのです。
『借りぐらしのアリエッティ』は、床下に住み着いた”小人の少女・アリエッティ”の物語。
借りぐらしとは?
アリエッティたちは「床下の小人たち」と呼ばれ、自分たちが暮らす生活のことを「借りぐらし」と呼んで、人間の世界から生活用品を少しずつ借りて暮らしている小人です。
彼らは体長わずか10センチほどの異人種なので、決して「人間に見られてはいけない」という掟を守りながら、ひっそりと暮らしていました…そのため、もし人間に見つかってしまった場合は、すぐにその住処から引っ越さなければいけないのです。
大ヒット!感動アニメ
2010年公開スタジオジブリの『借りぐらしのアリエッティ』は、”小人の少女・アリエッティ”と 病を抱えた14歳の少年との交流を描いたファンタジー作品で、公開後は多くの女性の心を掴み、2010年度の興行収入は92億円超えの邦画第1位となった感動アニメです。
借りぐらしの小人たち
小人の少女・アリエッティは、明るく元気で好奇心旺盛な14歳の女の子。
人間や猫、虫に対しても物怖じしない性格で、よく床下から外に出て遊んでいる。
小人の家族たちは「人間に見られてはいけない」という掟の下、郊外にある古い屋敷の床下で食品や電気・ガスなど人間の生活品を「借り」ながら、密かに慎ましく暮らしていた。
もし人間に見られたなら、そこから引っ越さなければならなかった。
ところが、ある夏の日 アリエッティは、病気療養のためにこの屋敷にやって来た12歳の少年・翔にその姿を見られてしまう。
アリエッティと翔の、ひと夏の冒険が始まる。 そして、二人の出会いと別れが…。
キャスト・原作
声優はアリエッティを志田未来、少年・翔を神木隆之介、他、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林などが担当しています。
原作はイギリスの児童文学作家、メアリー・ノートンの「床下の小人たち」で、世界中の子供たちからも愛されている作品です。
物語の舞台を日本に置き換えて、映像化しました。
みどころポイント
小人たちが生活する架空の世界が、いかにも現実にありそうに描くジブリ作品特有の描き方が素晴らしい!
アリエッティが人間に気付かれずに生活していく為の小さな知恵の数々や、翔の純粋な優しさは、見ていて心が温まります。
緑輝く美しい風景がとても綺麗で、「トトロ」や「ラピュタ」、「魔女の宅急便」を思わせるシーンも所々あって、ジブリならではのユニークな表現の世界に引き込まれます。
フランスのハープ奏者、セシル・コルベルの心に響く主題歌も印象的でした!
ジブリ「借りぐらしのアリエッティ」のレビューを調べてみた
借りぐらしのアリエッティを使ったらどう?働き者だし😆 ジブリの世界観が大好きで、かいちゃんかジブリかクレヨンしんちゃんがランダムで流れてる我が家🤣 酷くムカついてる時はなぜか、ハリーポッター🤣嫌いな奴に
身に覚えない。 もし仮に家に住んでるなら 借りぐらしのアリエッティならぬ 借りぐらしのラナッティなんだよね。
作品情報
- 製作国:日本
- 監督:米林宏昌
- 上映時間:94分
- 劇場公開日:2010年7月17日
- 映画「借りぐらしのアリエッティ」公式サイト
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