あらすじ
神様のちょっとした手違いで死んでしまった男子高校生の望月冬夜は、神様からおわびに異世界転生を告げられる。
罪滅ぼしとして、冬夜の望みも叶えてくれることに。
ダメ元で異世界でもスマートフォンを使いたいとお願いしてみると、あっさり了承。
おまけに基礎能力が引き上げられた肉体と、全属性が使える魔法と底なしの魔力タンク、連絡先に神様が登録された異世界仕様のスマートフォンと、めったなことがない限り死なない状態に。
万全なサポートを受けて異世界で第2の人生をスタートさせる。
見どころ
冬夜少年は、異世界でほぼ無敵
魔物にも人にもまず負けません。 そこがこの作品の見どころです。
だから、努力なくして最強はありえないと思う人。この作品を見るとき心構えをしておくといいです。
主人公の強さに背景がないから、おそらく薄っぺらく感じてしまいます。
けれどこう思うんです。資産家の子息令嬢を金持ちではないっていったら、違いますよね。
稼いだのは親だけど、使えるカネはある。
彼らは生まれながらにして持っているんです。
冬夜少年の強さって、それに近いものがあります。
神様から罪滅ぼしで授かったモノ。2度目の人生でらくらく活用なんです。
1話目でその力が神様効果だと本人も予想し、リンゼとエルゼに強さを認められたとき「ズルしているのに褒められている気分」と複雑な心境をもらします。
けれど潔癖さを覚えるより使うほうを選ぶ、合理的な面も見せます。
だからこの作品の見どころはズバリ、主人公がひらめきと最大火力で、敵をバッタバッタとなぎ倒していく痛快さにあります。ある種コメディなんです。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション大作「コマンドー」のあのシーンを思い出してください。大切なものを守るため、なりふり構わずぶっ放しますよね。
ただコマンドーの良さはわりと真正面から〝力技でゴリ押し〝するところ。そして特殊部隊の元隊員という設定です。
「異世界はスマートフォンとともに。」だと、戦いの技術や経験もないもやし高校生が小手先だけで圧倒するわけです。いい言い方をすればチートを臨機応変に使いわけ、能率重視でしとめます。だから見ていて下種いんです。そこは人によって冷めるかもしれません。
美少女を攻略
やや尻に敷かれている感じもありますが、驚きの早さでハーレムをつくります。
つーか、攻略されるほうもイージー過ぎる気がする。気のせい?
エルゼとリンゼのシルエスカ姉妹をはじめ、侍ござるガールの九重八重、小さな公爵家令嬢のスゥシィ・エルネア・オルトリンデ(は微妙に違うのか?)、王女のユミナ・エルネア・ベルファスト、妖精族の長リーン、とあれよあれよと嫁候補が増えていきます。
そのうちスゥを除いたみんなで共同生活をスタート。
しかもまだ増えそうな雰囲気があるところもスゲー。
おまえ何人ひっかけるつもりだよ、とツッコミが追いつかない。
そしてそんなヒロインを魅力的にしているのが声優陣。エルゼ役を内田真礼さん、リンゼ役を福緒唯さん、八重役を赤﨑千夏さん、ユミナ役を高野麻里佳さん、スゥシィ役を山下七海さん、リーン役を上坂すみれさんが演じています。
特にヒロインごとに用意されたEDは要チェック。最後までしっかり見るべきでしょう。
感想
異世界ファンタジー作品の中でも圧倒的に恵まれている本作の主人公。
でもそれは、神様がうっかり間違えて死なせてしまったから、という冬夜少年のツイテなさ。
けれどそれによって大きな力を手に入れて異世界で転生します。
繰り返しになりますが、だからこの主人公、苦戦することはあっても負けません。
残念ながらハラハラドキドキはありませんが、安心して見られますのでストレスフリーな作品です。
まとめ
はじめから最後まで、徹底したチーレム無双。そんな物語が好きなら本作はこれ以上にない選択肢。「俺TUEEE」「チート」「ハーレム」どれかひとつでも好きなら、ぜひ見るべき!
作品紹介
冬原パトラによる同名小説が原作(書籍版のイラストは兎塚エイジ)。
電子版を含めたシリーズ累計発行部数は220万部を突破した大人気作。
2021年2月には最新刊となる23巻が発売されたほか、そとによるコミックスは9巻が刊行されている。
声優
- 望月 冬夜:福原かつみ
- エルゼ・シルエスカ:内田真礼
- リンゼ・シルエスカ:福緒 唯
- 九重 八重:赤﨑千夏
- ユミナ・エルネア・ベルファスト:高野麻里佳
- スゥシィ・エルネア・オルトリンデ:山下七海
- リーン:上坂すみれ
スタッフ
- 監督:柳瀬雄之
- シリーズ構成:高橋ナツコ
- キャラクターデザイン・総作画監督:舛舘俊秀/関口雅浩/西田美弥子
- 美術監督:柴田聡
- 色彩設計:渡辺亜紀
- 音響監督:伊藤巧
- 音楽・音楽制作:エグジットチューンズ
- アニメーション制作:プロダクション リード
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