『チェーンソーマン第3話』の予告編動画
時に、キミは「揉んだ」事あるだろうか。
この世には2種類の人間がいる。
揉んだヤツと揉んだ事ないヤツだ。
前者は凄い。天地開闢の衝撃をその身で体験した事のあるヤツはやはり面構えが違う。
後者でも立派に生きている人々はいるだろう。中には偉人だっているかもしれない。
だが、やはり揉んだ事あるヤツは願いを自力で叶えたという隠し切れない自負が身体からあふれ出ているのだ。「格」が違う。
この文章を読むキミがもしまだ揉んだ事ないヤツだとしたら、是非とも願いを叶えて欲しい。
私の望みは託した。キミよ、願いを掴み取れ。
第3話のあらすじ・ストーリー
パワーと組んで仕事に取り組むデンジであったが、初日から躓き、散々なスタートを切ってしまう。
相方であるパワーとの今後に不安を覚えるデンジ。
そんな中、パワーから飼い猫である「ミャーコ」をとある悪魔から取り返して欲しいと頼まれる。
難色を示すデンジだったが、上手く行けば胸を揉ませてやるとパワーから告げられ、俄然やる気を漲らせる。
デンジ、ついに一揉みなるか。
第3話のEDは、マキシマムザホルモンの「刃渡り2億センチ」
マキシマムザホルモン「刃渡り2億センチ」
国内外を問わず常に最前線を走り続けるロックバンド、マキシマムザホルモンが3話のED楽曲を務める。
激しくも優しい旋律が1曲の中に共存するその有様はラーメン二郎を彷彿とさせる。
ヤサイタワー、ニンニクアブラカラメが天元突破した本作を是非とも聴いて欲しい。
登場人物
デンジ
パワーとバディを組み事となったが、初日からパワーと衝突してしまう。
今後に不安を覚える中、パワーより悪魔退治を依頼される。
曰く、共に過ごして来た猫が悪魔に捕まっているのだと言う。
猫の為という点で難色を示すが、依頼が上手く行けば胸を揉ませると告げられ俄然やる気を出す。
パワーに案内されるままに町はずれの廃墟に到着すると、そこでパワーから襲撃を受け意識を失う。
廃墟の中に隠れていたコウモリの悪魔の餌として連れてこられたと気付くデンジだったが、全身に力が入らない。
コウモリの悪魔から血を搾り取られるが、その血がマズイとしてコウモリの悪魔が激昂。デンジというハズレを連れ来た事からミャーコ共々パワーを丸呑みにしてしまう。
その場を目の当たりにし、かつてポチタが自身の傍を離れ、一日中探し回った記憶を思い起こす。
餌を求めて廃墟を飛び去ったコウモリの悪魔に足に食らいつき、血を飲んで力を取り戻すと、胸のスターターを引いてチェンソーマンに変身。
街中にてコウモリの悪魔との戦闘に突入。
怪力を活かした打突、人質を取るなどの絡め手を駆使する他、奥の手である超音波攻撃を受け、一時は劣勢となるが、すぐさま態勢を立て直し、反撃。
半身を真っ二つに切り裂き、コウモリの悪魔を撃破した。
パワー
前回、ナマコの悪魔を撃破するが、民間が先に見つけた悪魔であった為に撃破した事がキッカケでマキマより叱責を受ける。
その後、この先上手くやっていけるかと不安感を抱くデンジに対し、自身の飼い猫「ニャーコ」について語り、ニャーコが今現在とある悪魔に捕まっている事を告げる。
デンジにその悪魔の討伐を依頼し、上手く行けば自身の胸を揉ませると約束。
依頼を快諾したデンジを連れ、町はずれの廃墟に連れて行った後、襲撃をかけ意識を奪う。
人間を連れてくればニャーコを返す。コウモリの悪魔と交わした約定に従いデンジを差し出したパワーだったが、デンジの血がマズイとしてコウモリの悪魔は約定を一方的に破棄。
ミャーコ共々コウモリの悪魔に捕食されてしまう。
マキマの配下となる前は、血の魔人として目が合うモノ全てをブチ殺して回る生活を送っていたが、そんな中、餓死寸前の猫(ミャーコ)を保護する。
太らせた後に食うと世話をしていく中、徐々にミャーコに愛着が沸いて行った。
デンジを廃墟へ案内する中、かつてポチタという相棒がいた事、そしてもう触れる事は出来ずとも心の中で共に生きていると告げられた際は、詭弁でありまるで理解出来ないと一蹴したが、ミャーコを失った事でデンジの胸中を理解した。
マキマ
民間が見つけた悪魔を倒したとしてデンジとパワーに対して圧をかける。
その後、組織の上層部への報告を済ませ、アキに送迎されるが、その際に悪魔という存在について語る。
曰く、全ての悪魔は名前を持って生まれ、その名前が恐れられているモノであればある程に強力な存在になるのだと言う。
この点からチェンソーの悪魔になれるデンジは面白い存在であると認識している。
コウモリの悪魔
人間との戦闘で右腕を失う。手負いのままに逃走し、パワーと出会う。
パワーとミャーコの関係を利用してパワーに餌となる人間を連れてくるように指示。
だが、パワーが連れてきたのは魔人であるデンジであった為、その血は大変不味く、とても飲めたモノではない程であった。
逆上し、ミャーコとパワーを捕食。次なる餌を求めて街中へと飛び立つ。
久々の食事が待っていると歓喜するが、直後にデンジが自身の左足にしがみついている事に気が付く。
振り払おうとするが、デンジがそれよりも一手早くコウモリの悪魔の血を吸った事で力を取り戻し、チェンソーマンに変身。
人の身であったデンジが悪魔となった事に驚愕。攻撃もままならない中、右腕を切断される。
そのまま街中での戦闘となるが、チェンソーマンとなったデンジに後手を踏む展開。
怪力も人質を取る行為も通用せず、更には奥の手である超音波攻撃をも耐えるデンジに怯え竦む中、最後は上半身と下半身を切り離され、無惨な死に様を晒す事となった。
第3話の感想
今回はパワーとデンジを中心に対コウモリの悪魔戦が描かれました。
光彩の加減が絶妙で、神秘的にすら感じてしまいます。
個人的には原作コミックよりも硬派でシリアスな印象のコウモリの悪魔戦でした。
情感たっぷりと言うか、ちゃんとパワーの過去を見せるんだという強い意志を感じましたし、デンジとコウモリの悪魔との戦いも派手さや外連味を抑えた印象です。
そういう意味では原作コミックを読んでいても新鮮に感じる点が多く、アニメ版チェンソーマンと原作コミック版の違いを楽しむのも一興かもしれません。
セリフや場面をカットせず、ド派手にアニメ化して欲しかったという意見もあると思います。
その為、賛否は当然出ると思いますが、私個人としてはMAPPA産チェンソーマンが今後どのような進路を辿るのか、最後まで見届けたい所存です。
第3話のまとめ
- デンジ、早くもパワーと衝突。
- パワーは飼い猫であるミャーコの存在を語り、現在とある悪魔に囚われていると告げる。同時にデンジに対し、悪魔の討伐を依頼。報酬は自分の胸を揉む権利。
- 討伐対象の悪魔が住む根城に向かう道中、デンジは自身とポチタについて語るが、パワーには理解されなかった。
- 一方、マキマは公安上層部への報告を行った後、アキに送迎される車内にて悪魔の在り方について語る。悪魔に着いた名前の恐怖の度合いが高い程に強い悪魔となるらしい。
- デンジはパワーに案内され町外れの廃墟に辿り着くが、そこでパワーに襲撃され、コウモリの悪魔の餌として差し出される。
- しかし、デンジの血は絶望的に不味く、コウモリの悪魔は逆上。ミャーコとパワーを食らい、更なる餌を求めて街中へと飛び立つ。
- 捕食される寸前、デンジとポチタの関係性へ理解を示したパワー。その言動がデンジを突き動かす。
- コウモリの悪魔の左足にしがみついたデンジ。そのまま血を啜って力を得た後、胸のスターターを引いてチェンソーマンへと変身。コウモリの悪魔の右腕を切断。
- そのまま街中での戦闘に突入。怪力を駆使して攻撃を繰り出すコウモリの悪魔だったが、悉くデンジに跳ね除けられる。
- 奥の手である超音波攻撃も耐えられ、慌てふためくコウモリの悪魔だったが、最後はデンジの渾身の一撃にて腹部を切断される。
- 激戦の末に悪魔を討伐したデンジ。果たして胸は揉めるのか。
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