2006年7月に劇場公開された「ゲド戦記」の予告編動画は、こちら
その世界観は、無数の島と海から成り立つ 魔法の世界…アースシー。
『ゲド戦記』は、魔法が存在する「アースシー」という世界でくり広げられる冒険譚を描いたファンタジー小説で、少年と少女 竜と魔法の冒険ファンタジー!
原作はアメリカ生まれのファンタジー
ゲドとは、アーシュラ・K・ル=グウィンの小説『ゲド戦記』に登場するキャラクターの真名で、通名のハイタカは後に大賢人となる優秀な魔法使いで、竜と交渉できる竜王でもあります。
原作は、イギリスの「指輪物語」「ナルニア国物語」と並び、世界3大ファンタジーと知られるアメリカ生まれの小説で、ゲドを主人公とした3部作で構成され、日本でも1976年の初版以来「ゲド戦記」シリーズは多くの読者に愛されています。
ファンタジー小説『ゲド戦記』は、2006年にスタジオ・ジブリによって映画化されました。
ゲド戦記のテーマとは
『ゲド戦記』は、均衡を失いつつある「アースシー」という魔法の世界が舞台。
多島海世界「アースシー」では、龍が人間の姿になって人間とともに生き、そして人間と混血になっていったという設定があります。
元は龍であった人間は、龍の力を抑圧しながら人間社会で生きていかなければならない。
これまでジブリ作品では、自然と人間との関係をテーマとした作品が数多く描かれてきましたが、本作で人間に抑圧される「自然」を表しているのは「竜」です。
『ゲド戦記』では、「竜」という自然を身勝手に破壊しようとする人間のエゴイズムと
そんな人間に対し、竜の姿で制裁を下す「自然の姿」が描かれています。
ジブリ映画「ゲド戦記」のあらすじ
人は昔、龍だった!
無数の島と海から成り立つ魔法の世界…アースシー。
この世界に住む龍は人間の姿になって人間とともに生き、人間と混血になっていった
ある日、西海域の果てに棲む竜が、突如 人間の住む東海域に現われ共食いを始めた。
それに呼応し、世界ではさまざまな異変が起こり始める…世界の均衡が、崩れてきたのだ。
偉大な魔法使いである大賢人ゲドは、災いの源を探る旅に出る。
やがて彼は、心に闇を持つエンラッドの王子アレンと、少女テルーと出会う。
アレンは悩み多き17歳の若者で、純粋で生真面目な性格だったが心の均衡を失い、実の父親である国王を殺し自国から逃亡したのだった…テルーは、奴隷として売られる身だった。
旅を続ける彼らは、邪悪な魔法使いであるクモと闘う事になる
実は、クモこそが禁忌とされる「生」と「死」の扉を開け、世界の均衡を崩していたのだ。
果たして彼らはクモを倒し、世界に平穏を取り戻すことができるのか…。
スタジオ・ジブリによって映画化
本作は、ジブリの宮崎駿監督の息子である宮崎吾朗監督により映画化されました。
息子さんのデビュー作ということで、良くも悪くも宮崎駿作品と比べられる形で、その仕上がりに注目が集まりましたが、高い集客を獲得した映画となっています。
「ゲド戦記」のレビューを調べてみた
岩波書店 解り辛い清水真砂子さんの翻訳単語。 風の司。 ゲド戦記のみで使われているのか?。不思議な単語である。 元は【Lord of the wind】なんだろうか?。 何故、日本国民を惑わす変な単語を使うのであろうか?。 コレなら、風の主。
事前にトレーラーや公式サイト見てから映画見るマンだからあんまないんだけど、強いて言えばゲド戦記かな・・・構成があんまりにもあんまりでわりかし苦痛だったな
梗介くん→崖の上のポニョ、トトロ 龍二郎くん→ゲド戦記、風立ちぬ 朝陽さん→かぐや姫の物語、火垂るの墓 テオくん→ハウルの動く城、耳をすませば
解放の呪文、名前の掟、を読了。 有名なゲド戦記と世界を同じくする2遍。 他よりはわかりやすく、楽しく読めた。 そんなことより著者の序文で「これを書いた当時は、この世界の事がまだよくわかっていなかった」と回顧されていた。 そう、わかっていなかっただけ、いいね?
「ゲド戦記」の声優キャスト
アレン:岡田准一、テルー:手嶌葵、ハイタカ:菅原文太、テナー:風吹ジュン、クモ:田中裕子、 ウサギ:香川照之、国王:小林薫、ハジア売り:内藤剛志 、女主人:賠償美津子他。
「ゲド戦記」の見どころポイント
数あるジブリ作品でも『ゲド戦記』は、ちょっと難解で異質な存在の作品。
世界的な文学が原作なだけに、壮大なストーリーで かなり考えさせられる物語。
でも音楽は綺麗で、主人公のアレンが過去のトラウマを乗り越えどのように前向きに変化していくかが、本作の見どころとなっています。
「ゲド戦記」の作品情報
- 製作国:日本・スタジオ ジブリ
- 監督: 宮崎吾郎
- 上映時間:115分
- 日本劇場公開日:2006年7月29日
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